慢性的な下痢や腹痛でお困りの方へ
慢性的な下痢や腹痛でお困りの方へ
通勤中に腹痛や便意をもよおすため、家で朝ごはんを食べられないという方はいますでしょうか。私も同じ悩みがあります。
これは機能性消化管障害といって、胃腸自体の問題ではなく胃腸の働きを司る神経の調節が上手くいかないことが原因です。内視鏡などの検査では特に異常がないにも関わらず、腹痛や下痢、便秘、胃もたれ、ガスによる腹部の張りなどを来たします。病名としては、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアが知られています。ストレスや腸脳相関(自律神経・ホルモン・神経伝達物質などを介して脳と腸が相互に影響し合うこと)の影響と考えられています。
検査をしても異常がなく、体質だから仕方ないと言われてしまうこともあるようですが、当院では困っているものをそのままにするようなことはありません。個人個人で症状の程度やシチュエーションは様々なため、生活指導やお薬の調整を一緒に相談しながら解決していきます。お困りの方は来院してご相談ください。
監修:桜上水消化器内視鏡・呼吸器内科広瀬クリニック
副院長 廣瀬雄紀